【WordPress】HTMLファイルをWordPress化する手順

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こばゆた
こばゆた

今回はHTMLサイトをWordPress化していく手順を解説します!

今日のテーマ

  • HTMLのサイトをWordPressにする下準備ができる
  • 各パーツ化をする
こばゆた
こばゆた

手順は多い気がしますが順番にポチポチやるだけで意外と簡単ですのでご安心ください!

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1.HTMLファイルを用意する

すでに自作サイトがある方は大丈夫ですが、無い方は以下のサイト様のようにテンプレートサイトを配布しているようなところでWebサイトを用意してください。

商用利用無料のホームページテンプレート
WEB制作業者様も無料で使えるホームページテンプレートを1,000点無料配布中。フリー写真、イラスト、ロゴ素材も。サポート掲示板もあります。

今回はこちらのサイトをダウンロードし、アレンジを加えました。

不動産業者向け 無料ホームページテンプレート q19_fudosan3
ここにサイト説明を入れます

アレンジを加えたものはこちらからダウンロードできます。

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2.テーマ用のフォルダーを作成してテーマに入れる

Localを開き作業を開始していきますがLocalのインストールがまだの方はこちらの記事から↓

localで新規作成をした後はテーマに先ほどのファイルを格納します。

フォルダーを開いたら「app」→「public」→「wp-content」→「theme」の中にドラッグします。

localでのファイルの開き方_2

これだけだと以下の様に表示され、
まだ開くことができないので次のステップでは最低限必要なファイルを作っていきます。

3.phpファイルを作成する

ここからはお使いのテキストエディターでファイルを開くまたは「ダッシュボード」→「外観」→「テーマエディター」からコードを書いてphpファイルを作成していきます。

こばゆた
こばゆた

記事ではVS codeで書いていきますが、どちらで書くかはお好みでどうぞ!

作り方は他のファイルと同じように作成し、名前をindex.phpとするだけです。

4.CSSファイルを作成する

WordPressのテーマ情報用のスタイルシートを作成するためにstyle.cssという名前でファイルを作成します。

またこちらはHTMLをスタイリングしたCSSファイルとは異なるので注意です!

こばゆた
こばゆた

stylesとしないように注意します。

ここまで作成したらテーマが有効化できるかlocalを起動して実際に見てみましょう。

テーマの確認と変更方法
  • STEP1
    ログインをする
    localでのログイン

    ユーザー名とパスワードを入れてログインします。

  • STEP2
    「外観」→「テーマ」を選択
    テーマの変更方法その1

    ログインをするとダッシュボード画面に入れるので「外観」→「テーマ」を選択します。

  • STEP3
    テーマの有効化をする
    テーマの変更方法その2
  • STEP4
    完成
    テーマの有効化成功

    このメッセージが出ていればサイトは真っ白ですが有効化はできています。

こばゆた
こばゆた

最低限index.phpstyle.cssがあればWordPressは動くことがわかりましたね!

ちなみに「テーマの詳細」を見てみると、ここで作成したものが出てきていると思いますがまだ何も記入していないのでデフォルトのままです。

テーマの詳細

style.cssには通常のようにCSSを記述するだけでなく以下のようなテーマに関する情報も入ります。

style.cssに書くもの

/*
  Theme Name: テーマ名
  Version: バージョン
  Author: 作者名
  Description:テーマの説明
  Theme URL: テーマのサイトのURI
  Tags: テーマの特徴を表すタグ(カンマ区切り/オプション)
  License: テーマのライセンス
  License URI: テーマのライセンスのURI
*/

記入例

style.css記入例
style.cssを反映したもの

記述すると上記のように反映されます。

もちろん全て記述する必要はなく機能には問題ないですがテーマ情報をある程度記入しておいた方が親切ですね。

5.index.phpの中身を作成する

先ほど作成したindex.phpの中身を書いていきます。

こばゆた
こばゆた

書くといってもここでは一旦index.htmlのコピーで大丈夫です。

こばゆた
こばゆた

コピーしたらサイトを表示してみましょう
CSSや画像はありませんができていることがわかります。

きなこ
きなこ

なんか変だけど真っ白のページでは無くなったね

6.共通パーツごとに分割してそれぞれファイルを作成する

チャッピー
チャッピー

なぜパーツごとに分けるの?

こばゆた
こばゆた

パーツごとに分けておくことで、他のページでも同じパーツを使い回すことができて便利かつ修正も楽だからだよ

今回は下の画像のようにheader, sidebar, footerの3つに分けていきます。

こばゆた
こばゆた

ではそれぞれのPHPファイルを作っていきましょう

6-1.header.php

こばゆた
こばゆた

手順は以下の4STEPです。順番に解説していきます。

  1. header.phpを作成する
  2. index.phpからヘッダー部分に当たる部分を切り取る
  3. header.phpへペースト
  4. wp関数を埋め込む
header.phpの作り方
  • STEP1
    header.phpを作成する
    header.phpという名前で新規ファイルを作成します。
  • STEP2
    index.phpからヘッダー部分に当たる部分を切り取る
    index.phpからヘッダーに当たるものを分けていきます。
    今回の例では<!DOCTYPE html>から</header>までを切り離します。
    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~略~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    
    </header>
    
  • STEP3
    header.phpへペースト

    そのまま先程STEP1で作成したheader.phpへ貼り付けます。

  • STEP4
    wp関数を埋め込む
    header.phpに貼り付けたら</head>の直前に以下のwp関数と呼ばれるものを埋め込みます。
    <?php wp_head(); ?>
    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~略~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    
    <?php wp_head(); ?>
    </head>
    

最後のwp関数というものを書かないとWord Pressやプラグインと呼ばれるものががうまく動かなかったりするので必ず書きましょう。

6-2.footer.php

こばゆた
こばゆた

footerもheaderの時とほぼ同じです!

footer.phpの作り方
  • STEP1
    footer.phpを作成する
    footer.phpという名前で新規ファイルを作成します。
  • STEP2
    index.phpからフッター部分に当たる部分を切り取る
    index.phpからフッターに当たるものを分けていきます。
    今回の例では<ul id=”footermenu”>から</html>までを切り離します。
    <ul id="footermenu">
      <li><a href="index.html">ホーム</a></li>
    
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~略~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    
    </body>
    </html>
    
  • STEP3
    footer.phpへペースト

    こちらもSTEP1で作成したfooter.phpへ貼り付けます。

  • STEP4
    wp関数を埋め込む
    footer.phpの</body>の直前に以下のwp関数を加えます。
    <?php wp_footer(); ?>
    <ul id="footermenu">
      <li><a href="index.html">ホーム</a></li>
    
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~略~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    
    <?php wp_footer(); ?>
    </body>
    </html>

6-3.sidebar.php

サイドバーはヘッダーやフッター同様にサイドバーに当たるところをindex.phpからsidebar.phpへ切り取ってペーストします。

sidebar.phpの作り方
  • STEP1
    sidebar.phpを作成する
    sidebar.phpという名前で新規ファイルを作成します。
  • STEP2
    index.phpからサイドバー部分に当たる部分を切り取る
    index.phpからサイドバーに当たるものを分けていきます。
    今回の例では<div class=”sub-contents”>から</div>までを切り離します。
    <div class="sub-contents">
      <div class="box1">
    
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~略~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
      </div>
      <!--/.box1-->
    </div>
    <!--/.sub-contents-->
    
  • STEP3
    sidebar.phpへペースト

    こちらもSTEP1で作成したsidebar.phpへ貼り付けます。

<?php wp_header( ); ?>などのようにこちらに埋め込む関数はありません。

7.index.phpで呼び出す

このままではただ切り取っただけで何も表示されないのでパーツを呼び出す関数を使いヘッダーとフッターとサイドバーを表示させます。

ヘッダーのあった場所へ

<?php get_header(); ?>
きなこ
きなこ

headerがあったのは一番上の行だからindex.phpの1行目に入れれば良いんだね

フッターのあった場所へ

<?php get_footer(); ?>
チャッピー
チャッピー

footerがあったのは一番下の行だね

サイドバーのあった場所へ

<?php get_sidebar(); ?> 

サイドバーに関しては皆さん違うと思うのでサイドバーがあった場所に記述してください。

以上のコードを記述し、サイトをリロードした時に以下の黒いバーがヘッダーの上に出てくれば完了です。

だいぶスッキリしましたね!これでパーツ分けは完了です!

こばゆた
こばゆた

ここまできたらあと一息です!

適度に休憩してくださいね

8.CSSを読み込む

先ほどリロードしてお気づきになった方もいると思いますが、CSSが反映されていなかったり画像も読み込まれていないのではないでしょうか?

そこでCSSを読み込むために以下のタグをを使います。

<?php echo esc_url( get_theme_file_uri() ); ?>

以下の様にheader.phpでcssを読み込んでいる<link>タグ内のhref属性の中に/(スラッシュ)とともに書きます。

<link rel="stylesheet" href="<?php echo esc_url( get_theme_file_uri() ); ?>/css/style.css">

リロードするとCSSは反映されるようになりました。

もし反映されていない場合は…
  • どこかスペルが間違っている
  • <?php ?>で囲われていない
  • <?php wp_head(); ?>や<?php wp_footer(); ?>の入る位置がおかしい
  • <?php get_header(); ?>などのタグをindex.phpに入れていない

などを確認してみましょう

9.画像を読み込む

画像を読み込むのも先程のコードを同じように記入します。

<?php echo esc_url( get_theme_file_uri() ); ?>

画像の場合は以下のようにsrc属性内の画像urlの手前に埋め込みます。

<img src="<?php echo esc_url( get_theme_file_uri() ); ?>/images/mainImg.jpg" alt="">
こばゆた
こばゆた

こちらも/(スラッシュ)を忘れると反映されないので注意です

少し量が多いですが全部にコードを記述すると…

再読み込みをすると画像が反映されています。

これで表面上はWordPressにすることができました。

10.functions.phpを作成する

きなこ
きなこ

functions.phpってなに?

こばゆた
こばゆた

機能拡張や設定などのファイルだと思っておけばOKだよ

このあと必要になるファイルなのでついでに作成しておきます。

functions.phpの作り方
  • STEP1
    functions.phpファイルを作成する
    sを忘れないように!
  • STEP2
    書き出しを書く
    <?php
    
    
    

    このファイルにはphpしか書かないので書き出しのみ書いて、閉じタグは無くても問題ありません

  • STEP3
    必要なコードを記入する
    functions.php書き方の記入例

中身はなくても一旦は大丈夫です。

11.まとめ

WordPress化の流れ

  • STEP1
    テーマフォルダーをテーマに入れる
    WordPress化したいHTMLファイル、スタイルシート、JavaScriptファイル、画像フォルダーなどを一つのテーマフォルダーにまとめて各々の環境(サーバー上かローカル環境か)で作成できる様にする。
  • STEP2
    index.phpとstyle.cssを作成する
    style.cssに記入するもの(一部)
    @charset "UTF-8";
    
    /*
      Theme Name: テーマ名
      Version: バージョン
      Author: 作者名
      Description:テーマの説明
      Theme URL: テーマのサイトのURI
      Tags: テーマの特徴を表すタグ(カンマ区切り/オプション)
      License: テーマのライセンス
      License URI: テーマのライセンスのURI
    */

    作成できたらテーマを有効化する

  • STEP3
    index.phpにindex.htmlをコピーしてパーツを切り分ける
    index.phpにコピー後header.php, footer.php, sidebar.php(サイドバーがあれば)を作成し、それぞれ分ける
  • STEP4
    分割したファイルに決められたタグを埋め込む(インクルードタグなど)
    ①headタグの閉じタグの前に記入
    <?php wp_head(); ?>
    ②bodyタグの閉じタグの前に記入
    <?php wp_footer(); ?>
    ③index.phpのheaderがあったところに記入
    <?php get_header(); ?>
    ④index.phpのfooterがあったところに記入
    <?php get_footer(); ?>
    ⑤index.phpのsidebarがあったところに記入(こちらはサイドバーがある場合のみ)
    <?php get_sidebar(); ?>
  • STEP5
    cssを読み込む
    header.phpでスタイルシートを読み込んでいるところへ記入。 後ろに/(スラッシュ)を忘れない。
    <?php echo esc_url( get_theme_file_uri() ); ?>
  • STEP6
    画像を埋め込む
    画像の場合はsrc属性のところへ記入。 こちらも後ろに/(スラッシュ)を忘れない。
    <?php echo esc_url( get_theme_file_uri() ); ?>
  • STEP7
    functions.phpを作成する
    <?php
    
    
    

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