1.変数とメリット
1-1.変数とは
変数を使わないver.
console.log('red');
変数を使うver.
let color = 'red';
console.log(color);
変数を使っていないものと使っているもの結果が同じなのにどうして使い分けるの?
違いがなければ意味がないもんね
ではそのメリットを見ていこう
1-2.変数のメリット
まず変数を定義するにはこのように書きます。
let 変数名 = '代入する値';
変数はよく箱に例えられます
メリット1.何の値かわかりやすい
console.log(200 + 100);
console.log(200 + 150);
console.log(200 + 200);
これだけだと何の値かわかにくいですが…
let price = 200;
console.log(price + 100);
console.log(price + 150);
console.log(price + 200);
300
350
400
変数にしておけば”price”だから「値段だな」ってなんとなくわかるね
なので誰が見てもわかりやすい変数名を付けましょう
変数名の付け方は後ほど書いておきます
メリット2.同じ値を繰り返し使え、いつでも呼び出せる
let like = '好きなスポーツは';
console.log(like + '野球です。');
console.log(like + 'サッカーです。');
console.log(like + '相撲です。');
好きなスポーツは野球です。
好きなスポーツはサッカーです。
好きなスポーツは相撲です。
変数を作っておけば長い文章をいくつも作らなくても良いので楽です。
メリット3.変更しやすい
let price = 200;
console.log(price + 100);
console.log(price + 150);
console.log(price + 200);
price = 250; //値段が250に変更された
console.log(price + 100);
console.log(price + 150);
console.log(price + 200);
この例ですと値段が替わった際にも変数を更新するだけで全ての値を自動的に変えてくれます。
更新前
300
350
400
更新後
350
400
450
一個一個書き換えなくていいから楽だね
では早速次の章から作り方をみていこう
2.変数の作り方と使い方
2-1.作り方
今後は文字列を’ ‘(シングルクォーテーション)で囲む形で統一していきます
2-2.変数の使い方
a.文字列の場合
let color = 'red';
文字列は代入する値を’ ‘で囲みます。
コンソールで出力すると
と変数”color”が”red”に置き換わっています。
ひとつ注意点ですが変数名を’ ‘で囲ってしまうと…。
let color = 'red';
console.log('color');
文字列と判断されてそのまま出力されてしまう事に注意です
b.数字の場合
let number = 5;
数字の場合は’ ‘で囲む必要はありません。
こちらも変数”number”が”5″に置き換わっています。
3.変数の更新
3-1.変数の更新
最後に変数最大の特徴である変数の更新についてです。
let color = 'red';
console.log(color);
普通だとこうなりますが
更新すると…
let color = 'red';
color = 'pink'; //変数を'pink'に更新
console.log(color);
‘red’だったのが’pink’になっている!
これが更新するということなんだね
書き方は変数名 = 更新する値;とするだけです
また変数の宣言である“let”は省略します。省略しないとエラーがでます。
もちろん数字もできます
let number = 5;
number = 10; //変数を10に更新
console.log(number);
こちらもちゃんと更新されているね
3-2.変数自身の更新
変数自身の更新も更新する事ができます
何のこっちゃわからないと思うので例を挙げます。
let number = 10;
console.log(number); //更新前
number = number + 3;
console.log(number); //更新後
10
13
変数”number”に10が代入されていましたが、そこに3が足されて更新されて13が出力されています。
これが変数自身の更新です。
a.変数自身の更新を省略して書く
変数自身の更新は省略して書く事ができます。
先ほどの例を
let number = 10;
number = number + 3;
この様に書きます
let number = 10;
number += 3;
console.log(number);
これを出力すると
全く同じ結果になっている事がわかります。
もちろん”+”意外にも使えます。
let number = 10;
number += 3; //number = number + 3;
console.log(number);
let number = 10;
number -= 3; //number = number - 3;
console.log(number);
let number = 10;
number *= 3; //number = number * 3;
console.log(number);
let number = 10;
number /= 3; //number = number / 3;
console.log(number);
let number = 10;
number %= 3; //number = number % 3;
console.log(number);
13
7
30
3.333…
1
きちんと計算されているのがわかります。
これらを代入演算子と言います。
まとめると以下の通りです。
また1加える、または1引く時はさらに省略して書く事ができます。
練習問題
それぞれ出力するといくつになっているでしょうか?
let num = 1;
console.log(num);
num = 2;
console.log(num);
num = num + 2;
console.log(num);
num = num * 3;
console.log(num);
num--;
console.log(num);
2
4
12
11
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